2015年2月5日木曜日

燃油サーチャージが下がった直後だからこそ、特典航空券だけではなく有償の国際線航空券もお買い得なチャンスだと感じた理由

JALマイルをコツコツ貯めている管理人宅にとって、影響の大きな2015年2月になることで起こった変化の1つに、特典航空券を含めた国際線航空券の燃油サーチャージの値下がりがあります。

というのも、日本とヨーロッパ間の燃油サーチャージ金額は往復で、
2014年4月1日から9月30日までの発券で50,000円
 ↓
2014年10月1日から2015年1月31日までの発券で42,000円
 ↓
2015年2月1日から3月31日までの発券で28,000円
といった形でかなりダイナミックな形で変化しているからです。

管理人作成の関連記事:
4ヶ月で約50%割引の衝撃?JAL国際線特典航空券の燃油サーチャージは2014年度にどんな変化をすることになったのか

参考リンク:
2014年4月1日から9月30日発券分までの燃油サーチャージ金額
2014年10月1日から2015年1月31日発券分までの燃油サーチャージ金額
2015年2月1日から3月31日発券分までの燃油サーチャージ金額
JALさんの国際運賃プレスリリースより)


その結果、管理人周囲でも2015年2月になると同時に活発になったのが、有償の国際線航空券の発券です。

やはり、特に燃油サーチャージ金額が高いヨーロッパ行きの国際線航空券の場合、2015年1月の発券と比べて14,000円、2014年9月までの発券と比べると、22,000円もの差額になるわけですから、影響は想像以上です。

もちろん、燃油サーチャージが安くなっても、航空券自体の価格が上昇するため、結果的に支払額は変わらないという考え方もあると思います。

しかし、管理人があれこれと日程や路線を変えて、JALさんの国際線航空券の総支払額の変動見た限りでは、燃油サーチャージが値下がりした2月に入ってすぐの時期には、航空券の価格が1月までと変わらなかったこともあり、総支払額は大きく減少しました。

その後、時間が経過するに従って、安価に販売されている航空券自体が売り切れたのか、次第に姿を消し始め、より高い金額の航空券が目立つという傾向が強く感じられることに。


つまり、燃油サーチャージ金額の変動に関わらず、国際線航空券を購入したいと考えていらっしゃる方にとってお得だと感じる価格は変わらず、そうした価値判断によって、燃油サーチャージ値下げ直後の安価な状態の航空券に人気が集中することになり、それらのお買い得な航空券が売り切れることで、燃油サーチャージが値下げ前の総支払い額とほぼ同じ航空券のみが残る状態になると管理人は考えているのも事実です。

結果的には、燃油サーチャージが安くなったにも関わらず、いつでも買うことができる航空券の総支払い金額はこれまでと変わらないわけですから、ある一面から見ると、燃油サーチャージが安くなっても航空券自体の価格が上昇するという考え方も間違いではないということになりますね。


では、燃油サーチャージ値下げの恩恵を受け、お買い得な国際線航空券の購入を行いたいのであれば、どうするべきなのか?

管理人としては、燃油サーチャージが値下げされた直後の時期に素早く購入するというのが一番おすすめだと考えています。

やはり、航空券の購入に限らず、他の商品のセールなどでも、本当にお買い得なものは、購入希望者すべてが購入機会を得られるわけではありません。

それらのお得な商品は、早く動き始めた人から順番に購入できるわけですから、燃油サーチャージ値下げ後のお買い得な国際線航空券も開始直後の行動がお得度を分けると考えても良さそうですね。


ちなみに、今現在の原油市場や燃油サーチャージ金額の増減に影響のあるシンガポールケロシン市況価格の推移を見てみると、2015年4月1日にはさらなる燃油サーチャージの値下げが行われる可能性が濃厚ですから、人気の路線などで今回の燃油サーチャージ値下げの恩恵を受けることができなかったという方は、4月1日以降の購入に勝負の舞台を移すというのも選択肢としては面白いかもしれません。

特に、シンガポールケロシン市況価格の2014年12月から2015年1月までの平均金額によっては日本ヨーロッパ間の往復燃油サーチャージは現在の2015年2月1日から3月31日までの発券で28,000円から最大で7,000円への大幅値下げも考えられ、検討する価値がある選択肢と言えるはずですから。

管理人注
2015年4月1日からは新年度になるため燃油サーチャージ計算に利用する為替基準を昨今の急激な円安を反映した金額に変更される可能性もそれに伴って2015年4月1日からの燃油サーチャージ金額は今現在の基準よりも全体的に引き上げられることも考えられるので注意が必要です




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